不用品回収の相場はいくら？
ぼったくられたりしないの？

不要品をうまく処分することが課題になっています。不用品回収は、自治体、民間、ともに行っています。自治体の場合は物品により料金が決まっているのですが、民間業者の場合はどうなのでしょうか？また、不用品回収と聞くと「ぼったくり」を思い浮かべてしまう人もいます。心配はないのでしょうか？

不用品を処分する方法

不用品を処分する方法はいくつかあります。最もベーシックな方法は、お住まいの自治体が提供している粗大ゴミ回収を利用する方法でしょう。これを利用すれば、比較的かんたんに、しかも安く粗大ゴミを処分することができます。自治体のサービスでは、品目で料金が決まるのが特徴です。たとえば、ベッドなら1,000～2,500円程度、テーブルなら500～1,000円程度といった具合です。

自治体の提供しているサービスは、比較的料金がリーズナブルなので、処分する不用品の数が少なければ、とてもお得なサービスだといえます。しかし、自治体の提供しているサービスでは、リサイクル法の対象となる家電製品は回収してもらえません。そのため、冷蔵庫やテレビ、洗濯機、エアコンなどを処分する場合は、民間の不用品回収業者に依頼することになります。

民間の不用品回収業者では、自治体の粗大ゴミ回収では引き取ってくれない品でも回収してくれます。また、回収するだけではなく、リサイクルが可能であったり、再販が可能であったりする物に関しては、買い取りも行っています。単品でみると自治体の回収サービスよりも料金は高くなるため、まとまった量の不用品を処分するのであれば、民間業者のほうが圧倒的に有利です。

ほかにも、値段が付けられるものであればリサイクルショップやネットオークション、フリマアプリなどを利用して処分することが可能ですが、完全に不要な物品をこれらの方法で処分することはできません。そのため、現実的に、しかもストレスなく不用品を処分できる方法は、自治体の粗大ゴミ回収か民間の不用品回収業者の利用ということになるでしょう。

不用品回収の相場とは

民間業者に不用品の回収を依頼する場合は、まとまった量の不用品を集めましょう。不用品の量が少しだけなら、引き取り可能な物品という条件では、自治体の粗大ゴミに出したほうがお得です。

では、民間業者に不用品の回収を依頼する場合は、どのぐらいの費用をみておけばよいのでしょうか？

もちろん、物量や物により回収料金は上下しますが、一般的には「基本料金」が設定されていて、さらに品目、物量、運搬費用、廃棄費用などにより計算されます。

では、品目ごとに大まかな相場をみていきましょう。

家電リサイクル対象製品の場合

家電リサイクル対象製品とは、テレビやエアコン、洗濯機や冷蔵庫などの家電のことです。法律でリサイクルが定められているため、購入した店舗などでの引き取りサービスを利用することが多いと思います。しかし、まだまだ新しい製品の場合は、民間の不用品回収業者なら買い取りも可能です。
不用品の中に、再販が可能な家電リサイクル対象製品が含まれている場合は、買い取り価格の相場を調べておくとよいでしょう。しかし、すべてが買い取り可能なわけでは残念ながらありません。その場合、引き取りにかかる料金は、洗濯機や乾燥機の場合で3,000～10,000円ほど、エアコンは1,000円前後、冷蔵庫は4,000～14,000円ほど、テレビは0～7,000円程度かかります。

そのほかの家電製品

家電リサイクル対象製品以外の家電も、品目により引き取り料金が定められています。通常は500円程度をみておけばよいのですが、大型になると数千円の料金になる場合もあります。

家具

家具は、自治体の粗大ゴミ回収サービスでも引き取ってくれますが、ほかの物品もあわせて引き取りを依頼するのであれば、民間業者に依頼したほうが費用を抑えることができます。家具にはさまざまなものがありますが、たとえば、照明器具の場合は大きさにより1,000円程度、寝具はセットで5,000円程度、収納の場合は、やはり大きさにより2,000～10,000円程度です。大きな物に関しては、実物を確認してもらい、見積もってもらう場合が多くなるでしょう。

粗大ゴミ

粗大ゴミには、上記に含まれないほとんどの物品が含まれます。よく出される物品についてご紹介すると、自転車（本体）は2,000円程度、スキー板は2,000～3,000円程度となっています。よほど大きい物品でない限り、おおむね1,500～3,000円の範囲に収まると考えてよいでしょう。

ぼったくられたりしないのか

国民生活センターには、不用品回収に関する苦情が寄せられているそうです。残念なことではありますが、悪徳業者が実在することは間違いありません。ただし、多くの不用品回収業者が正当な競争を行っていることだけはわかっていただきたいと思います。

このビジネスはかんたんに始められることから、新しい業者がどんどん参入し、競争も激しくなっています。この世界を生き抜くためには、悪い評判が立ってしまっては命取りです。そのため、ほとんどの業者がぼったくりなど行っていません。

しかし、現実に被害は発生しています。被害を防ぐためには、サービスを利用する皆様に、慎重に業者を選んでいただくほかありません。

不用品を積み込んでから追加費用を請求されるなどの被害はいまだにあるそうです。被害を防ぐためには、業者を選ぶ際は見積もりの安さだけに惑わされず、営業に必要な許可を業者が所持しているかどうか確認するなどして、慎重に対応することが重要です。

以下に大雑把ではありますが、怪しい業者を見極める際に参考になるデータをご紹介しておきます。

見積もりが安すぎる

不用品回収も、利益を出さなければならないので、あまりにも安い料金で仕事を請け負ってしまってはやっていけません。不用品回収では、軽トラックでの引き取りで1台分35,000円程度、2トントラック引き取りで1台分60,000～70,000程度と考えましょう。軽トラックの場合で10,000円以上、2トントラックの場合で30,000円以上この価格帯から開きがある場合は、疑うことをおすすめします。

無料回収？

無料で不用品を回収するとうたっている業者もありますが、現実として無料ではやっていけません。自宅のポストに入れられるチラシの業者なども警戒したほうがよいでしょう。

車で巡回している業者

基本的に、不用品回収は、利用者が自ら依頼して成立するサービスです。住宅地をトラックで回りながら「不用品を回収します」という類の商売ではありません。

不用品回収に当たり許可は必須

無料回収をうたったり、車で巡回したりしている業者の多くは、無許可営業の闇業者です。不用品回収を行うには、自治体や警察から必要な許可を得なければなりません。不用品を不法投棄されてしまったり、作業を終えてから追加料金を請求されたりするケースは、まっとうな業者に作業を依頼することで防げます。不法投棄されてしまうと、罪に問われるのは作業を依頼した人になってしまうので、業者選びは慎重にお願いします。

安心の実績・千葉の不用品回収業者「かたづけレスキュー千葉」

「かたづけレスキュー千葉」は、千葉県内全域にネットワークを持つ地元密着型の不用品回収業者です。不用品回収のほか、オフィスや店舗のかたづけ、生前整理や遺品整理なども行っています。不法投棄やぼったくりの被害は、信頼のおける業者に依頼するだけで防げます。千葉で不用品回収業者をお探しなら、安心の実績を持つ「かたづけレスキュー千葉」におまかせください。